カルバマゼピンのよくある副作用

カルバマゼピンのよくある副作用として、一つ目に眠気があげられます。抗てんかん薬ではよく起こる副作用ですが、人によっては眠気が強く出てしまいます。症状があまりにもひどく、日常生活に支障をきたす場合は服薬を中断した方がよいこともあります。
二つ目にふらつき(小脳性失調症)があります。早めに減量すればふらつきは改善し、完全に元の姿に戻ります。しかし、ふらつきをそのまま放置しておくと、小脳の神経細胞が脱落して元に戻らなくなることがあります。なので、ふらつきの症状が出たらすぐに薬を減量する必要があります。減量の目安としては血中濃度が重要で、20~25µg/mlを超えると危険で、40µg/mlを超えると歩行不可能になると言われています。
三つ目に発疹があげられます。この副作用は、病状が急激に出現し重篤になりやすいため注意が必要です。治療が遅れるとスティーブンソン・ジョンソン症候群という、高熱が出て、唇や口内がただれ、皮膚に水疱ができ、目の粘膜など全身がやられるこわい病気になってしまうことがあります。
また、てんかんの治療としてカルバマゼピンを内服している場合、自分の判断で服薬を急に中断すると、反動で重い発作をおこす可能性があります。用法容量をしっかりと守り、規則正しく飲むことが重要です。
その他のよくある副作用として倦怠感・易疲労感、複視、脱力感、頭痛、立ちくらみ、歯肉増殖、悪心・嘔吐、排尿困難などがあります。これらの症状は軽症であれば投与2~3週間で消失します。また長期間の使用により肝機能障害、白血球減少、低ナトリウム血症などがおこります。
その他、再生不良性貧血、無顆粒球症、紅皮症、アナフィラキシー様症状、静脈血栓症などさまざまな副作用がありますが、上記の副作用に比べると頻度は少なくなっています。