真性てんかんの現状とカルバマゼピンとスイミング

てんかんはけいれんと意識障害を特徴とする突発性の発作を繰り返す病気であり、幼少期に発症しやすいものとして知られています。その症状の多様性や病理所見における違いから様々な形で分類が行われており、全般発作や部分発作といった分類や、さらに細かな強直間代発作、欠神発作やミオクロニー発作といった分類も行われています。その原因は脳神経系において異常な神経活動が起こってしまっているというのが典型的であり、治療薬として用いるものはその活動を抑えることを目的としています。以前は真性てんかんとよばれる原因不明のてんかんも多くありましたが、現在ではそのほとんどについて原因が解明できる状況になっており、真性てんかんという言葉はあまり使われなくなっています。真性てんかんであったとしてもその症状や病理所見から分類を行うと治療を行っていくことは可能です。カルバマゼピンは古くから用いられている抗てんかん薬であり、その発作の予防効果の高さと使用実績の多さから現在でもよく用いられています。特徴として部分発作には良く効くという点があり、原因を調べた結果として部分発作であるということがわかった際には第一選択薬として用いられることが多くなっています。てんかんを持っている患者の場合にはいつその発作が起こるかわからないという心配がありますが、適切な抗てんかん薬を選び出すことに成功すればほとんど発作を起こすことなく生活できるようになります。しかし、予防をしても発作が起こるリスクは考えなければならないものであり、発作がおこって意識を失ってしまうことにより溺れてしまうリスクが高いスイミングは避けるといったことが日常生活レベルでも必要となります。